新しき本を買ひ来て読む夜半(よは)の
2010-11-05


禺画像]
数日前にこのブログに書いた光森裕樹さんの歌集『鈴を産むひばり』 を入手した。「もののかたち」を詠んだ歌がほかにも何首かあった。
神あまたやどれる細部のかたまりのブロッコリーを塩ゆでにする
平泳ぎ競ふあたまが描きゆくサインカーブとコサインカーブ  前者は、ブロッコリーの一種であるロマネスコを知っていると、より印象深くなる歌だ。
 後者は、ふたりのスウィマーのサイクルが1/4周期ほどずれている光景である。
 平泳ぎではなくクロールの動作を単純化(手を円運動、脚は振幅が小さい振子に)して、それを図形化してみた。

クロールの泳ぐ手足が描きゆくサイクロイドとサインカーブと(図参照)

刺激され、試しに詠んではみたものの、本歌に比べわかりにくいな。
ことば書き、つけた歌なら数あるが、図参照など聞いたことない。
[かたち・幾何学]

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