道路標識「すべりやすい」
2010-11-08


禺画像]
八ヶ岳山麓では、路面が凍結するシーズンがはじまった。スタドレスタイヤがかなりすり減っているので、新しいものを買うことにした。

 写真左上は、道路標識・「すべりやすい」(スリップ注意)である。この図で興味深いのは、わだちが交差していることだ。これが起こりうるのは、車がスリップターンして半回転した場合である(図)。

 図のように右と左の回転が考えられるが、このわだちであれば、時計回り(図右)のほうが回転が滑らかである。「滑らかである」と言っても、ドリフト族でもない普通のドライバーにとっては、これはたいへんな事態である。この車は、うしろ向きではなく、前向きになっているのだ。そう思って見れば、図には描かれてはいない「ああ、びっくりした」という運転者の顔が浮かぶようだ。

 まあ、後輪のわだち(図のグレー)が描かれていないので、単に「筆がすべった」のだろう。

 左下は、この標識を見ているうちに、それがUFOのように見えてきたのでつくった偽写真である。空を飛べば、「軌跡」が交差するのは容易い。
[かたち・幾何学]

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