紙のフチなど
2019-01-25


◆冬ひでりと紙のフチ
東京の1月の降雨量がわずか0.5mmだという。季語に冬旱(ふゆひでり)というものがあるが、まさにそれだ。寒旱ともいう。この季語は次の句で知った。

指切りし紙の白さや冬旱 保坂敏子

保坂さんは山梨のひとのようだが、山梨も基本的に冬は乾燥している。紙の繊維が乾燥すると、硬度が増し、断面の鋸歯状の構造が際だって、指を傷つけやすくなるのだろう。折り紙用紙も、それで指を切ったことはないが、パリパリしていて裂けやすくなっている。

紙で指を切る話に関連しては、川村みゆきさんが、「紙のフチ恐怖症」で、それを隠すためにも紙は折りたくなるんです、ということを言っていたことを思い出す。いまは以前ほどでもないとも聞いたが、あまり聞いたことのない「恐怖症」である。ここで問題。

問題:正方形の紙を平坦に折って、紙のフチを完全に隠すには、最小で何工程が必要か。なお、輪郭線上に、下位の層を含めて、フチが1点でも接する場合も、隠しきれていないとする。

新作が、1/26(土)22:45-23:00に放映される。 NHK Eテレ。
川崎敏和さんの作品がでてくるらしい。
[折り紙]
[かたち・幾何学]

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