連続する折り紙イベント
2015-11-09


この週末は、「第19回折り紙の科学・数学・教育研究集会」の司会と、「JAISTシンポジウム・折り紙の科学」に出席するために、金沢に行ってきた。

金沢を訪れるのは15年ぶりで、新幹線開通で駅前が様変わりしていた。「鼓門」と名づけらた、木でつくられた門のモニュメントがあるのだが、柱の部分が、直線の軌跡で描かれる線織面の一種・一葉双曲面(ふたつに分離していない双曲面という意味)になっていた。神戸のポートタワーと同様のかたちだ。

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折り紙研究の頭になっていた二日間だったので、帰りの車中で、あの曲面は単純な折り目の繰り返しでも近似することができるんだよなあ(写真右)、という方向に考えがいった。折り紙作品としては、ジェフ・バイソンさんの「ビュンビュンバネ」がある。そして、川崎さんの最近の研究(「二等辺三角分割に基づくつる巻き折り」)も考えると、繰り返しの折り目をどうつけるかなど、同種の折り目にはまだ面白い発展があるかもしれない、とも思ったのであった。

というわけで、先週も充実した「折り紙生活」(?)だったのだが、今週は今週で、明治大学で「文理融合を目指した折紙科学研究(pdf)」という研究会に出席し、来週末は、「折紙探偵団名古屋コンベンション」 に参加という、折り紙関係イベントが連続するスケジュールになっているのであった。
[折り紙]
[かたち・幾何学]

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