丸石神その27
2010-05-13


禺画像]
GW中の某日、かねてより見たいと思っていた、山梨県下最大(ということは日本最大?)の丸石神ほか、おもに甲府盆地北縁の丸石さんを探索してきた。
 写真左上から、簡単に説明しよう。
○韮崎市藤井町北下条:何度も通っている道なのに気がつかなかった。右側の碑は「蚕霊神」とある。
○甲斐市龍地:平成の年号がある、真新しい一座。丸石信仰が現役である証明だ。
○甲斐市島上条近辺:半分埋まっている形状が面白い。写真ではわかりにくいが、お地蔵さんの風貌もよい味で、帽子をかぶり、よだれかけと金メダル(?)を着けて、大事にされている。
○甲斐市島上条近辺:自然石ではない。天保の銘があり、「削り磨いた丸石は幕末のもの」に適合する。
○山梨市七日市場:桃畑の中にある、最も大きな丸石神と言われている一座である。よく見ると、上半分が見事な半球だ。碑は「蚕影山」。丸石神信仰と養蚕神信仰の習合は、かなり一般的だ。
○山梨市小原西近辺:集合形では、いままで見た中で一番の美形かもしれない。

 双葉から甲府・湯村に向かう穂坂路(山の手通り)には、写真を取り損ねたが、他にも立派なものがいくつかあった。距離にしてせいぜい4・5kmの間に数座あるので、いつか歩いてゆっくり見てみたい。湯村温泉の宿泊客に「開運! 丸石神巡り」などというイベントはどうだろうか、などとも妄想した。
[かたち・幾何学]
[石造物]

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