『空想の補助線』(数理エッセイ集)
2023-12-01


新著の見本が届きました。折り紙の教本ではありません。
『月刊みすず』に連載していた数理エッセイ10編に、書き下ろしの8編を加えた一冊です。ブックデザインは葛西薫さんで、帯の文章は漫画家の高野文子さんです。

禺画像]

前川さんのこの本は、折り紙展開図みたいな本です。
ありえないことだけど展開図は夜空に浮いていて、わたしは手をのばし、
山線と谷線を確かめながら、このエッセイ集を読んでいきました。
 高野文子 漫画家


かつて赤瀬川原平さんに「白難解」(白っぽい表紙の難解本を出す出版社)とも呼ばれ、数々の殿堂入りの本を刊行しているみすず書房から、いわゆる物書きではなく偉い科学者でもないわたしのエッセイ集というのは、なんだか落ち着かない気分ですが、冒険心あふれる編集者である市原加奈子さんにのせられて、不思議な本ができました。
[折り紙]
[もろもろ]

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