(リドリー・スコット監督)のクライマックス、人造人間(レプリカント)ロイ(ルトガー・ハウアー)のせりふのパロディである。こうした、わかるひとにはわかる話というのは書きたくなる。わかるひとにはわかるとして、そのまま投げ出すほうがよいのだろうが、解説もしたくなる。見つけたときはアレだ。誰かに言いたくなる。最近では、芥川賞の
『貝に続く場所にて』(石沢麻衣著)で、マドレーヌを焼いたのに「私の記憶は揺さぶられず、何にも繋がらず、ぼんやり眠ったままだった」という記述など(プルーストの『失われた時を求めて』である。『失われた…』読んでいないけれど)。
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