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DL航空、往路は、読書灯とオーディオが壊れていて呆れたが、復路は読書灯どころではなく、エンジン(?)が壊れた。ということで、一日、ホテルにとめおきになった。乗客がみなシートベルトを閉めて、機体は滑走路に出て、エンジン音が高まり、さて離陸というときに、「電気系統の異常が確認されましたので戻ります」というようなアナウンスがあって、びっくりである。飛び立ってからでなくてよかったけれど、ショックを受けたのか、具合が悪くなったひともいたようで、かの有名なアナウンス「お客様のなかにお医者様か、医療関係のかたはいらいっしゃいませんか」を聞いた。現実の場面で聞いたのは初めてである。
というわけで、いま、米国を出国しているのに米国内にいるという奇妙な状況なのである。
なお、荷物は預けっぱなしで、着替えもない。
この荷物を預けるときにも、ちょっとしたお話があった。会議の交換ギフトで一杯になったバッグが重量オーバーになってしまったので、ウルフラムさんの本
『A NEW KIND OF SCIENCE』(写真)を手荷物にしてOKにしたのである。この本を見た係員さんが、「一冊で5lbs(約2kg)もあるわ」と笑っていたので、「これを持ち歩くのはフィジカル・トレーニングだよ」と、さらに「アメリカンな」ジョークをかました。しょうもない冗談でもうけてくれるのは、アメリカの美徳(?)のひとつである。
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