ノーベル賞
2008-10-07


いつ受賞しても不思議のなかった天才・南部陽一郎さんが、自発的対称性の破れの理論で、CP対称性の破れの理論の小林誠さん益川敏英さんと共にノーベル賞受賞。
 わたしは物理科を出たというだけの物理周辺技術者、というか物理好きに過ぎないので、概念を類推的に拡大してしまうが、「自発的対称性の破れ」という考えかたの射程の長さは半端ではないという印象がある。
 そして、偉いひとは才能を見抜くという話。5月の伏見康治先生の告別式で、南部先生の弔電が読まれたのだが、学生時代に伏見先生に励まされたという思い出を綴ったものだった。よい話だった。
 しかし、「いまさらの」受賞は、なんなのだろう。稼働し始めたCERNの加速器・LHCが成果を出す(出ればいいけれど)前祝いか?
[かたち・幾何学]
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