道祖神祭りその3〓笛吹市春日居町熊野堂
2008-01-15


禺画像]
◇月日:2008年1月14日
◇場所:山梨県笛吹市春日居町熊野堂
◇道祖神のタイプ:熊野堂上組は文字碑、下組は縦長の丸石。
◇「飾り」:高さ10m近い菱形。菱形は同じでも、都留市十日市場とは異なり、同心状の構造はなく、飾りもオコンブクロという内部に玉のはいった網状の紙細工が中心である。オコンブクロの中の玉も紙でつくられている。紙を縫い合わせたものとのことだが、ユニット折り紙のように見えるものもあった。七夕飾りのような印象もある。笛吹川流域には、オルスイさんという網飾りのついた七夕人形もあるので、関連が考えられなくもない。意味としては、やはり子孫繁栄だろう。
 熊野堂上組(写真左)のものには、チリトリやバケツ、ザルなども下げられていた。意味はよくわからない。チリトリは何かの代用のような気もする。それとも、掃除道具はある種の呪具になることもあるので、それゆえか。なお、中心には円形の扇がある。
 前日に探したときは影もかたちもなかったが、この日の昼過ぎには立っていて、見つけたときは「あった!」と大声をあげてしまった。飾りの下には松飾りも集まっており、これらは14日の夜に燃やすとのことだった。
[かたち・幾何学]
[石造物]

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