丸石神その4
2007-10-30


禺画像]
韮崎市中田町中条の丸石である。これも先週見つけた。ここでの丸石は、ほとんどお供えものという風情である。じっさい、複数置かれた丸石などは、ご神体というより供物の意味が強いのかもしれない。河原や山での石積みの習慣とも通じるものがありそうだ。
 石灯籠に丸石が乗せてあるのは、子供の悪戯のようでもあり、事実それに近いものなのかもしれないが、ある程度時を経ているようで、全体でひとつのかたちになっている。左の石祠の前に置いてある石は、小粒だが真球度が高く、シンプルな石祠とのバランスもよい。この一角は、木の電信柱も含めて、インスタレーションアートのおもむきである。
[かたち・幾何学]
[石造物]

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